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紙葉と果実――デイヴィー・クロケットの本のエピグラフ The Leaves and the Fruit: Epigraph of Davy Crockett's Book [Marginalia 余白に]

記事「ポーが書評した本 (24) デイヴィー・クロケットの『北へ東へカーネル・クロケットの旅の記』 (1835) Books Reviewed by Poe (24): _An Account of Col. Crockett's Tour to the North and Down East_ by Himself」でとりあげたデイヴィー・クロケットの本には、タイトルページにエピグラフが記されていました。

AnAccountofCol.Crockett'sTour(1835).jpg

  拡大すると――

WhenThouDostRead.JPG

  "When thou dost read a book, do not turn the leaves only, but gather the fruit."

  「本を読むときには、紙葉をめくるだけでなく、果実を集めなさい。」

  leaf というのはページ、というか、正確には裏表の2ページの紙1枚を指します(なんか、むかし「本の部分の英語名称メモ Names of Parts of a Book」で語ったような)。

  本の "book" も語源的には「木」にたどりつくはずですから、植物のイメジで貫徹しているわけでしょう。

  で、典拠はなんだろう、と検索をかけたのですけれど、あんまりヒットせず、多くはデイヴィー・クロケットのこの本にかかわるのでした。

 しかし、(引用符に入っていることだし)デイヴィーが考える英語とは思われない。

  ノリ的には、エピグラフというよりも、エクス・リブリス(蔵書票)に掲げられる文句に近いものを感じますけど。

  ということで、通常の検索状態の現在のところはわからないのですけれど、ひとつ、各国語の文句が見つかりました(アンティーク・ショップのウェブ・カタログより)――

DoNotTurnTheLeavesOnly.JPG

<http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:BXtW90ykRSYJ:www.sunandshadow.com/SGoD/shops/words/desks.htm+%22turn+the+leaves+only%22&cd=15&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&client=firefox-a>

Folio Desk
Library folio desk made in cedar wood with a leather top, the table top divided into three compartments with sliding bases, the borders carved with a linked chain pattern and with inscriptions on all four sides in English, Spanish, French and Italian as follows:
'When thou dost read a book do not turn the leaves only, but gather the fruit' - 'Libros y amicos pocos y buenos' - 'Autant vaut celui qui chasse et rien prend comme celui qui lit et rien n'entend' - 'Non v'e peggior ladron d'un cattivo libro' 

  机に四ヶ国語書き込まれているとかw。

同じか姉妹品の机の別の(有名なChristie'sの)記述――

The Keir library desk, the rectangular triple divisioned cedar top with a moulded border, carved with the inscription when thou dost read a book do not turn the leaves only but gather the fruit and with inscriptions of similar inspiration in Latin, French and Spanish, between linked chain decoration, the frieze fitted with three open divisions, the kneehole flanked on either side by a pedestal, the panelled sides applied with interlaced initials, each fitted with three open folio divisions, 58in. (147.5cm) wide.
<http://www.christies.com/lotfinder/LotDetailsPrintable.aspx?intObjectID=359611>

  ありゃ。四カ国語が異なりますね。

 

  もうひとつ、本の中での記述――

 donotturntheleaves.JPG

John William Carleton, The Sporting Review, ed. by 'Craven."  London, 1839.  P. 24.  <http://books.google.co.jp/books?id=0oAEAAAAQAAJ&pg=PA24&lpg=PA24&dq=%22do+not+turn+the+leaves+only%22&source=bl&ots=WvrcunjYJc&sig=ixls9wQ_FQvYi1K7BwAe-3BbbcI&hl=ja&sa=X&ei=JVNcT4uTPI7omAXUsvSVDw&ved=0CGAQ6AEwCQ#v=onepage&q=%22do%20not%20turn%20the%20leaves%20only%22&f=false>

  で、これはどうやら現実の自然界での植物の扱いについて書かれているようなのでした。だから「紙葉」じゃありません。(ヒユ表現がもう一回現実に戻されてヒユになるというような運動)。

 

 

 

 


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なぎさの誓い So Much in Love [歌・詩 ]

2012年新春。テレビを見ながら、今年も "Stranger in Paradise" が流れているなー、と思っていたのだけれど、忙しく時は過ぎてもう3月も末。で、このごろ頭の中に響いているのは"So Much in Love" (「なぎさの誓い」) です。〔三菱東京UFJ銀行のカードローンのモビットのCMで竹中直人と夏菜がいくつもヴァージョンをつくっている〕

  オリジナル (1963) の黒人5人のボーカルグループ、ザ・タイムズThe Tymes のドゥワップ doo-wop 版を――

So Much in Love

                       words & music by George Williams and Bill Jackson; arranged by Roy Straigis

As we stroll along together
Holding hands, walking all alone
So in love are we two
That we don't know what to do
So in love (so in love)
In a world of our own (so in love)

As we stroll by the sea together
Under stars twinkling high above
So in love are we two
No one else but me and you
So in love (doo so in love)
So much in love (doo so in love)
So in love (doo so in love)
So much in love (doo so in love) 

We stroll along together
I tell you I need you oh so much
I love, love you my darling
Can you tell it in my touch

When we walk down the aisle together
We will vow to be together 'til we die
So much love have we two
Just can't wait to say "I do"
So in love (doo, so in love)
Are you and I (doo, you and I)
So in love (doo, so in love)
Are you and I  (doo, you and I)

一緒に散歩するとき
ふたりきりで歩くときに
ふたりは愛しすぎちゃって
どうしたらいいかわからない

ふたりは愛しあっている
僕と君以外は誰もいない
愛しあっている(愛しあっている)
僕たちだけの世界のなかで(愛しあっている)

一緒に渚を歩くとき
高くまたたく星々の下
ふたりは愛しすぎちゃって
どうしたらいいかわからない

ふたりは愛しあっている
僕と君以外は誰もいない
愛しあっている(愛しあっている)
僕たちだけの世界のなかで(愛しあっている)

一緒に散歩する
僕は君に僕には君がとっても必要だ
愛してる、愛してるよ、って言う
言葉にしなくてもわかるだろうか? 僕が君に触れたら

一緒に教会の通路を歩くときに
僕らは誓いを立てる、死ぬまで一緒だと
とてもたくさんの愛であふれる僕たちは
「はい、誓います」と言うのが待ちきれないんだ

  1982年の映画 Fast Times at Ridgemont High のサウンドトラックで Timothy B. Schmit が歌って有名になった――

思えば、山下達郎も歌っていました。が、そっちの方面でウンチクをたれるのはやめて、英語の勉強、英語の勉強。

(1)  as と so が相関するのか、so と that が相関するのか、と宙ぶらりんのままにふわふわと進行し、so がとても連発されるのだけれど、それが思いの強さを訴えているのか。

(2)  自信がないのはCan you tell it in my touch? のところです。it は彼氏のほうの思い(ことば)と取りました。

(3)  最後の結婚式の通路での誓いは、祭壇での牧師と新郎・新婦の「あなたは・・・・・・誓いますか」「はい、誓います」のやりとりが待ちきれずに誓うということ。 "be together 'til [=until] we die" は、「健やかなるときも病めるときも・・・・・・死がふたりを分かつまで・・・・・・誓いますか」 "Do you take this man to be your lawfully wedded husband, to have and to hold, in sickness and in health, in richer and in poorer, until death do you apart" とか牧師が言う、「死がふたりを分かつまで・・・・・・」をいわばクダイテ表現したもので、"I do." は新婦・新郎の牧師の問いに対する答え(「はい、誓います」)。

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(August 17, 2012)

The Tymes, after fifty years (2008):

2009:


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