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ムカデの生態 Centipedes [Marginalia 余白に]

「脚の話(2) 」とする内容ではないので、余白に書き留めます。

  ムカデは広義にゲジみたいなものまで入れるといろいろな種類があるのですけれど、いずれにしてもムカデ類は節足動物の仲間です。節足動物には昆虫もクモ類も入るわけですが、日本語のウィキペディアを見ると、全体としていろいろな分類が提案されているようですが意見の一致はないのだそうです(ほんとかどうか知りません)。いっぽうで、いちおう新らしめの分類においては、ムカデは多足亜門 Myriapoda に、ヤスデ綱(倍脚綱)Diplopoda などと一緒に ムカデ綱(唇脚綱)Chilopoda として位置づけられています(旧分類だと大顎亜門 Mandibulata として昆虫綱 Insecta甲殻綱 Crustacea とも一緒だったのが、どうやら見たところ足の多さを名称とする門にいれられてコガネムシやエビ・カニとは違う網におさまっているようです(しろうとの目から見て)。myriapoda というラテン語のmyria は"many" でpoda は "legs" であることは確かです。chilopodachilo というのは "lip" 唇という意味ですが、唇足とはなんぞや。どうやら口の後ろの体節がアゴとかも含めどういうふうに足の体節から形成されるかで名前ができているようです(頭部の次の体節に歩肢がなくてアゴができているとか)。よくはわかりません。

  英語のウィキペディアの "Centipede"日本語のウィキペディアの「ムカデ」も、なんだかカラフルな種の写真を載せていて、違和感があります。自分がむかし日本海の田舎の家で見た(子供の目ではありましたが、15~20センチくらいありました)のはオオムカデ目・オオムカデ科のトビズムカデではなかったか、と思います。これは日本では最大になるムカデのようですが、英語のリンクを見ると、"Chinese red-head centipede" となり、東アジアとオーストラリア周辺でみられる種類のようです(漢方で蜈蚣ゴコウと称される)。

  渡辺塾の「ムカデ」のページは、刺されたりひっくり返したりしてムカデを撮影し、かつ途中から英文混じりで解説・ルポルタージュしていますけれど、Scolopendra すなわちトビズムカデですので、日本の話でしょうか <http://www.geocities.jp/faithfulwata/centipede/newpage1.html>。

  ムカデはいろいろな生息場所があるみたいですけれど、アメリカの建物内に出るムカデはどういうものなのでしょう。気になります。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・

  図書室にこもって調べた結果、北アメリカの家に出るのはScutigera coleoptera という種みたい(自信20パーセント)。でも再びWeb で確認しようとすると、ゲジの一種だと書いている日本語のサイトがあったりするので、よくわかりませんが、はじめは足の数が少なくて、成長するにつれてどんどん数が増えるようです。そして動きが早くて、ゴキブリやハエをつかまえる。で、これは "the house centipede" とも呼ばれるようです。それから "the garden centipede" と呼ばれるのが北アメリカでもっともよく見られる種類のようですが、数インチを超えることはめったにない小さい種のようです。

  あ、英文ウィキペディアに Scutigera coleoptera 、ありました。あ、対応する日本語ウィキペディアではゲジです。えー、なんだよ~。15対しか足ないし、胴は短いし・・・・・・。

800px-Centipede_Stalk.jpg
"House centipede stalking a spider" image via Wikipedia <http://en.wikipedia.org/wiki/Scutigera_coleoptrata>

   しかし、どうころんだって、これはジュディーが描いているムカデではないですよね。

WS000383.JPG

 半分じゃなくて四分割したって長さが足りないです。Scutigera coleoptera としてもっとムカデっぽい画像を載せているページもありますが、それはまちがいかもしれませんし、そもそももはやScutigera coleoptera にこだわってもしょうがないかもw。

  ただ、おそらくまちがっていないのは、"house centipede" と呼ばれることの多い種としてScutigera coleoptera がいますが、ジュディーが遭遇しているのはそれではない、ということです。そして、ゲジにしろムカデにしろ、クモやムシを食べる(当然おとなしいザトウムシも食べる)predator、carnivore であることです。そしてザトウムシと違って毒をもっています。(ザトウムシ=daddy-long-legs については「アシナガトウサン――ダディーロングレッグズ (2) Daddy-Long-Legs [Daddy-Long-Legs]」を参照)。

  で、しょうがないので、イメジと、動きと生態を把捉すべく、現時点ではでかいムカデの映像を参考にはっておくことにします。気持ち悪いものが苦手なひとはここから下は見ないほうがいいかもしれません。スペースをあけておきます。どうやら有名な『ナショナルグラッフィック』の提供のようなのですけれど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


"Centipede vs. Snake" (1:52) posted by NationalGeographic on June 2, 2008.


"Giant Centipede" (3:20) posted by NationalGeographic on July 12, 2007.

  あしからず。


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morichanの父

kaoru さま、nice ありがとうございました。
by morichanの父 (2010-04-15 21:12) 

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