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パッティ、パティ、パティー・・・・・・ベッツイ&クリス Patty and Betsy & Chris [思いつき whimsical fancy]

あらためて、邦訳のタイトルを簡単に並べます。 

When Patty Went to College (1903) の訳――) 
『パティ、カレッジへ行く』 内田庶 訳 宮田武彦 絵 講談社, マスコット文庫, 1967 ⇒
『おちゃめなパッティ 大学へ行く』 内田庶 訳 サカイノビー絵 ブッキング, 2004年5月
Just Patty (1911) の訳―― )
『女学生パッティ』 遠藤寿子訳 三笠書房, 若草文庫, 1955  ⇒
『おちゃめなパッティ』 遠藤壽子 訳 サカイノビー絵 ブッキング, 2004年3月
『おちゃめなパッティ』 白木茂 訳 桜井誠 絵 岩崎書店, 世界少女名作全集, 1964  
『おちゃめなパッティ』 白木茂 訳 くずまりこ 絵 岩崎書店, 世界の少女名作, 1991年4月
『おちゃめなパッティ』 宇野輝雄 訳 集英社, マーガレット文庫, 1977年1月
『おちゃめなパティー』 榎林哲 訳 講談社, セシール文庫, 1981年9月

2冊をごっちゃにして古い順に並べ直すとこうなります。――

1) 『女学生パッティ』 遠藤寿子訳 三笠書房, 若草文庫, 1955  
2) 『おちゃめなパッティ』 白木茂 訳 桜井誠 絵 岩崎書店, 世界少女名作全集, 1964  
3) 『パティ、カレッジへ行く』 内田庶 訳 宮田武彦 絵 講談社, マスコット文庫, 1967 
4) 『おちゃめなパッティ』 宇野輝雄 訳 集英社, マーガレット文庫, 1977年1月
5) 『おちゃめなパティー』 榎林哲 訳 講談社, セシール文庫, 1981年9月
6) 『おちゃめなパッティ』 白木茂 訳 くずまりこ 絵 岩崎書店, 世界の少女名作, 1991年4月 〔2のリプリント〕
7) 『おちゃめなパッティ 大学へ行く』 内田庶 訳 サカイノビー絵 ブッキング, 2004年5月 〔3のリプリント〕
8) 『おちゃめなパッティ』 遠藤壽子 訳 サカイノビー絵 ブッキング, 2004年3月 〔1のリプリント〕

  この夏に買って、手元にあるのは3冊だけで、いずれもリプリント版ですし、すべて現物を確認してはいないのですけれど、世紀が変わって復刊ドットコムによって出た2冊について言うならば、「おちゃめな」という形容辞は白木茂訳の Just Patty から、そして Patty のカタカナ表記は最初の遠藤寿子の(そして白木茂も踏襲した)「パッティ」が採用されていることがわかります。

  「おちゃめ」問題についてはマタにして、Patty の日本語表記ですけれど、内田庶は1967年に「パティ」としていました(When Patty Went to College の訳)。1981年、同じ講談社から出た本で、 榎林哲は「パティー」としたようです(Just Patty の訳)。

  個人的な感覚だと、「パッティ」という表記は、微妙に古臭い感じがします。それは「ッ」のところで、類比的にはBetty をベッティとかベッツィーと書くような感じ。

  いっぽう、昔から気になる表記として、「ティ」と「ティー」というのがあって、これは個人的には、「ティー」のほうを(古いのかもしれないと思いつつも)自分は選びます。これは、紅茶をティーと書くじゃろが、とか、「ティ」と書いて /tI:/ あるいは /tII/ というふうに発音するのだったら、「マティス」は「まてぃいす」か「まてぃーす」みたいな発音をあらわすことになってしまう。あるいは「ディップ」が「ディープ」と似てしまう。あるいは「ディプ」が「ディープ」をあらわすことになってしまう。

  むかしむかし、モーリちゃんの父が学生のころ、モーリちゃんの父の父に、「パンティストッキング」という活字を見せられて、どう発音するのか、と尋ねられたことがあります。「てい?」「てぃい?」「てぃー?」みたいな。若かったし、例が例ですから怒ったような答えしかしなかったのですけれど、ずっとひっかかっていました(なにがじゃw)。思うに、(1)アバウトに戦前生まれの人は「ティ」という表記を、すなおに(かどうか実は怪しいと思っているわけですけれど)/ti/ と短い音で捉えるのがむつかしいようです。だから /tii/ とか /ti:/ とか〔あるいはもっと古典的には/tei/――2010.9.9追記〕長音化して発音するみたい。(2)でもこの種のカタカナ表記と発音のルールは結局のところいまだに確立していないみたい。そうじゃないでしょうか。

  いま、ベッツィー&クリスと表記していたのではなかろうかと思っていた昔のフォークデュオをレコードを引っ張り出したりして調べたら、ベッツイでした。Betty ではなくて Betsy だからベッティでもベティーでもベティでもなかったのでしょうか。しょうね。/ti/ と /tsi/ のちがい。いや、もしかすると「べ」のところのノリというか引っかかりが Betty とBetsy だと違うような気もしなくもないです。ともあれ、「ベッツイ」という表記だと「別対」という発音を自分的にはしてしまうのですが・・・・・・。そしてPatty をパッティと書くのは、やっぱり古い感じがしてしまうのですが・・・・・・パティでもなくてパティーだと思うのですが・・・・・・むしろ古いのでしょうか。

Betsy&Chris-.jpg
ベッツイ & クリス 「白い色は恋人の色」 (1969)

Betesy&Chris.jpg
ベッツイ & クリス 「花のように」 (1970)

Betsy&Chris2.jpg
ベッツイ & クリス 「娘は花をまとっていた」 (1970)


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コメント 1

morichanの父

(た)さま、mwainfoさま、ご訪問とniceありがとうございました。
by morichanの父 (2010-09-09 11:36) 

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